「新卒の薬剤師でも派遣で働ける?」
「派遣はやっぱり辞めたほうがいい?」
時給の高さや自由な働き方ができるため、新卒の方で派遣という働き方に興味を持っている方も多いと思います。
しかし、結論からいうと新卒薬剤師が派遣として働き始めるのはおすすめしません。
少なくとも一度正社員を経験してから、派遣になるのがいいでしょう。
ただ、新卒採用で派遣になれる可能性はゼロではいので、この記事で新卒でも派遣になれる方法をお伝えしていきます。
また、派遣薬剤師が新卒採用だと難しいといわれている理由と派遣で働くメリットデメリットを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事で分かる項目は以下の通りです。
【メリット】
・派遣薬剤師は時給が高い。時給4,000円以上も
・職場の就業規則にとらわれない
・無駄な飲み会がない
・個人事業主となるので経費が使える
【デメリット】
・派遣をきられる可能性もある
・収入が不安定
・そのため、住宅ローンが組めない場合もある
新卒(未経験)で派遣が難しい4つの理由
まず、なぜ新卒の薬剤師の方は派遣として採用されるのが難しいのでしょうか?
以下の項目で、派遣薬剤師が新卒には難しい理由を3つ解説していきましょう。
派遣薬剤師は次々に異なる職場に派遣される
派遣薬剤師の場合は薬剤師の派遣会社から派遣されることになるのが一般的です。そして、1つの薬局に派遣されるだけではなく、いろいろな薬局に派遣されることもあるのです。
たとえば月曜はA薬局、火曜日はBの薬局で仕事をしてください。などと日替わりに派遣される場合もあるのです。その場合はもちろん業務内容も異なります。
そのため、ある程度のスキルや知識が必要とされるため新卒では業務をこなすのが難しいのです。たとえ派遣されたとしても「使えないので派遣する人を変えてください。」などとクレームを受ける可能性もあるのです。
薬剤師の派遣は忙しい職場が多い!
基本的に多くの企業は、人手不足を解消するために派遣を補充しているところがほとんどです。
そのため、派遣先は忙しい職場が多く激務になる可能性があります。
また、忙しい職場に配属されてしまうと仕事を教えてもらうことも難しく、新入社員のように研修会もない場合が多いでしょう。
企業が派遣を雇う理由としては、人材の教育にかかるコストを減らすことも目的なので、ある程度のスキルが必要になります。
稀に、未経験でも受け入れてくれる企業はありますが、時給が良い好条件の求人は厳しいのが現実です。
このように、新卒採用で派遣になると余裕を持って仕事をする環境から遠のいてしまうでしょう。
即戦力が求められる
先程解説したように、派遣を求める企業は慢性的な人手不足であることがほとんどです。
そのため、さまざまな業務をこなせる即戦力となる人材を求めています。
また、派遣は一般的にパート・アルバイトと比べると高時給です。
高い時給を払ってまで企業が派遣社員を求める理由は、繁忙期や忙しい店舗に助っ人要員となるいわゆる「仕事ができる人」でしょう。
つまり、企業は「派遣=即戦力」を前提としているので、新卒での採用は難しいです。
長期雇用されにくい
派遣社員は、同じ職場での3年以上の雇用は認められていません。
2015年に改定された労働者派遣法には、派遣先の事業所における派遣期間の上限は3年と定められています。
しかし、この改定は派遣労働者を正社員に登用させるための雇用安定措置です。
そのため派遣先で仕事ぶりが認められれば、正社員として採用される可能性があります。
つまり、調剤経験やある程度のスキルがないと派遣から正社員にはなれないといえるでしょう。
このように、新卒で派遣になるよりもはじめから正社員で入社した方が、雇用的には安定しているのです。
正社員と派遣の違い
正社員と派遣の違いはなんとなく分かっていても、細かいところまで理解している人は少ないはずです。
正社員と派遣では、給与面や待遇面でも大きく異なっています。
ここからは、正社員と派遣の違いについて、以下の6つの観点から解説していきましょう。
- 雇用先
- 給与形態
- 勤務形態
- 雇用期間
- 仕事内容
- 福利厚生
雇用先
まず、正社員と派遣社員の違いは雇用先にあります。
正社員は、働いてる企業と直接契約を結び、給与も企業から支給されているので考え方としてはシンプルです。
ちなみに、パートやアルバイトも企業との直接契約を結びます。
一方派遣社員の場合、雇用先は配属先の企業ではなく、あくまで派遣会社の社員です。
そのため、給与は企業が派遣会社に支払った金額から労働者に支給されます。
このように、派遣社員は配属先の企業で働いていても、その企業の社員ではないので注意しましょう。
給与形態
正社員の給与形態で多いのは、月の支給額が固定されている月給制です。
一方で、派遣社員の場合は時給制であることがほとんどで、働いた時間に応じて給与が決定します。
これは、人によって働く時間や日数が異なるため、働いた分だけ支給される時給制を採用しているのです。
時給制のため、働いた時間や出勤日数が少ないと当然給与は減ってしまいます。
しかし、派遣社員は時給が高く設定されているため、正社員と同じくらいのペースで働くと給与が正社員よりも上回る可能性があるのが派遣のメリットだといえるでしょう。
勤務形態(休日・有給・転勤)
正社員の休日は、基本的に固定されており、勤務時間も1日8時間の週休2日制が一般的。
また、有給も下記の表のように勤続年数に応じて増えていきます。
正社員の有給日数 | |||||||
継続勤務年数 | 6ヶ月 | 1年6ヶ月 | 2年6ヶ月 | 3年6ヶ月 | 4年6ヶ月 | 5年6ヶ月 | 6年6ヶ月 以上 |
有給休暇付与日数 | 10日 | 11日 | 12日 | 14日 | 16日 | 18日 | 20日 |
参考:厚生労働省「次年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています」
派遣社員の場合は、勤務時間や出勤日数は自分の希望する条件を派遣会社に伝えることで、それに合わせた仕事を紹介してくれます。
つまり、派遣社員は自分のライフスタイルにあった理想の働き方といえるでしょう。
また、派遣社員も働いた日数や時間に応じで有給が発生します。
派遣社員の有給日数 | ||||||||
週間労働日数 | 年間労働日数 | 労働期間 | ||||||
6ヶ月 | 1年半 | 2年半 | 3年半 | 4年半 | 5年半 | 6年半 | ||
5日以上 | 217日 以上 |
10日 | 11日 | 12日 | 14日 | 16日 | 18日 | 20日 |
4日 | 169〜216日 以上 |
7日 | 8日 | 9日 | 10日 | 12日 | 13日 | 15日 |
3日 | 121〜168日 以上 |
5日 | 6日 | 6日 | 8日 | 9日 | 10日 | 11日 |
2日 | 73〜 120日 以上 |
3日 | 4日 | 4日 | 5日 | 6日 | 6日 | 7日 |
1日 | 48〜 72日 以上 |
1日 | 2日 | 2日 | 2日 | 3日 | 3日 | 3日 |
このように派遣社員にも、派遣労働法で定められた有給があることを把握しておきましょう。
転勤に関しては、正社員は企業によって転勤・異動などがありますが、派遣の場合は基本的にありません。
あるとしても、遠方への転勤や異動の可能性はなく、通勤圏内での店舗移動だけだと考えていいでしょう。
雇用期間
正社員は基本的に「無期雇用」といって定年まで、あるいはお互いの合意がなければ契約期間は定められません。
また、企業側は正当な理由がない限り、一方的に労働者を解雇することはできません。
このようなことから正社員は、非常に雇用が保証されている働き方だといえるでしょう。
派遣社員の場合は、一定の労働期間で更新が必要となる「有期雇用」です。
労働の期間は企業によって異なり、契約が切れる前に任期満了となるか更新となり仕事が続けられるかが決まります。
更新するか否かについては、契約期限が切れる30日前に通告されるので、いきなり解雇されるわけではありません。
しかし「派遣切り」という言葉があるように、真っ先に雇用が打ち切られる可能性が高いのが派遣社員です。
そのため、派遣は景気や経済状況に左右されやすい不安定な働き方だといえるでしょう。
仕事内容
基本的には、正社員と派遣社員の薬剤師の仕事内容に関しては、大きな違いはありません。
ただ、正社員は責任のある業務や自分の担当以外の細かい雑務をこなさなければならないことも多いでしょう。
また、仕事の量によっては残業を強いられることも少なくありません。
派遣薬剤師は、自分に与えられた仕事をやっていれば、問題ないという場合がほとんどです。
正社員のように責任のある仕事を任されるようなことは、ないといっても良いでしょう。
また、残業についても雇用の契約時に記載があるはずなので、派遣担当者などに確認するようにして下さい。
派遣社員も残業は可能ですが、多くの企業では派遣に残業をさせると、派遣会社に追加の時給を支払わなければならないので、派遣には残業をさせないという風潮の会社が多いようです。
このように、派遣と正社員では仕事内容に大差はないものの、責任の重さや残業時間に大きな違いがあります。
福利厚生
福利厚生は、正社員にも派遣社員にもあり受けられることができます。
しかし、派遣社員は正社員と同じ福利厚生を受けられるわけではありません。
先述の通り、派遣社員の雇用主は派遣会社です。
そのため、配属先の企業の福利厚生ではなく、派遣会社の福利厚生を受けることになります。
派遣会社の福利厚生は、社会保険や労働保険などの最低限、法律で定められている「法定福利厚生」であることが多いです。
一方で、正社員の場合は法定福利厚生の他に交通費や企業独自の手当などがあり、派遣と比較すると充実している場合が多いでしょう。
ただ、企業や派遣会社によって福利厚生は、さまざまな形態があるので入社前にチェックするのがおすすめです。
薬剤師が新卒で派遣になる方法
ここまで、薬剤師が新卒で派遣になることはおすすめできないと解説してきました。
しかし、さまざまな事情から新卒でも派遣からスタートしたいという方は一定数います。
そこで、新卒採用で薬剤師経験のない方でも、派遣として働く方法をいくつか解説していきましょう。
新卒薬剤師が派遣社員として働く方法
- 「新卒可」を記載されている派遣求人を探す
- 一度正社員として働いてから派遣を目指す
- パート社員として働いてから派遣になる
- 紹介予定派遣を探す
- 薬剤師専門の派遣会社に登録する
「新卒可」と記載のある派遣求人を探す
一つ目の方法は、新卒でも応募できる派遣求人を探すことです。
一昔前までは、新卒は正社員が当たり前というのが世間の常識と浸透していました。
しかし近年では、働き方の多様性が認められていることから、新卒でも派遣社員として応募できる求人が増えています。
例えば以下のような、新卒薬剤師でも応募できる派遣の求人を見つけました。
勤務地 | 大阪府 堺区 |
雇用形態 | 派遣社員 |
業務内容 | 調剤薬局業務 |
求めるスキル | 薬剤師資格 薬学生で薬剤師資格取得見込みの方 |
給与 | 時給2500円〜 |
処方箋枚数 | 180枚 |
勤務時間 | 応相談 |
休日 | 応相談 |
備考 |
|
参考:CME薬剤師
このように「新卒歓迎」「新卒可」「未経験可」などと書かれている求人であれば、新卒採用で派遣社員になれる可能性は十分にあります。
一度正社員として働いてから派遣になる
2つ目は、一度正社員として働いてスキルを身につけてから、派遣社員になるという方法です。
先程の項目で紹介した新卒でも応募できる派遣求人はありますが、求人数がかなり絞られます。
やはり派遣は、経験者優遇の求人が圧倒的に多いのが実情です。
そこで、応募枠の幅を広めるために、一度正社員を経験してから派遣に応募しても遅くはありません。
そうすることで、高時給の派遣求人を見つけられる可能性が高くなります。
パート社員として働く
時給で働けるのは、派遣社員だけではありません。
パートやアルバイトも時給制で企業との直接契約で働くため、派遣社員ほど時給は高くありませんが効率よく稼げます。
また、新卒後にパート社員として経験を積んだ後で、派遣に働き方をシフトチェンジするという方法もあるのです。
パートの場合も基本的に「無期雇用」となるので、派遣よりは安定している働き方だといえるでしょう。
紹介予定派遣を探す
紹介予定派遣とは、半年〜1年程度の一定期間は派遣として働き、派遣先の企業と労働者の双方が合意の上、正社員に切り替わることを前提とした派遣です。
また、パートやアルバイト社員として採用されることもあります。
紹介予定派遣は、お試しで働けるというメリットがあるのです。
特に新卒の場合、実際に正社員として入社したものの「思っていた企業と違った」ということも少なくありません。
しかし、入社してすぐに辞めるわけにもいかないので、不満を抱えたまま働いている人も多いでしょう。
紹介予定派遣であれば、自分に合わないと思えば辞退することも可能なので、企業とのミスマッチが起こっても対処できます。
薬剤師専門の派遣会社に登録する
最後は、薬剤師の派遣求人を専門に扱っている派遣会社サービスに登録して派遣先を紹介してもらう方法です。
一般的な派遣会社で扱う薬剤師求人には、限界があり医療業界とのパイプも太くないため選択肢が狭まります。
薬剤師に特化した派遣サービスなら医療業界とのつながりも強いので、より好条件の求人を紹介してくれるでしょう。
自分の希望する、時給や休日などの条件を細かくヒアリングした上で、あなたの条件にあった求人を担当者が見つけてくれます。
また、時給交渉や職場での困りごとを解決するさまざまなサポートがあるので、はじめて派遣を経験する人にとっては心強い味方です。
薬剤師におすすめの派遣会社については、以下の記事をご覧ください。
薬剤師が新卒で派遣求人を探す際の注意点
ここまで、派遣での求人の見つけ方について解説してきました。
しかし、新卒の薬剤師が派遣求人を探す際に気をつけなければいけないポイントがあります。
以下では、新卒で派遣求人を探す薬剤師が注意しておくべきポイントを3つご紹介していきましょう。
新卒薬剤師が派遣をする時の注意点
- 時給は経験者よりも低くなる
- 雇用期間を確認しておく
- 研修制度の有無
時給は経験者よりも低くなる
当然ですが、時給は経験者の薬剤師よりも低くなります。
派遣の時給には、幅があり経験や能力に応じて決まることがほとんどです。
新卒の場合は、求人票に記載されている最低ラインの時給だと思っておきましょう。
例えば、時給の記載額が2,000〜3,000円だとしたら2,000円スタートです。
派遣会社によっては、時給交渉してくれるところもあるようですが、スキルなどの交渉材料がないと厳しいでしょう。
新卒で派遣社員になるには、最低ラインの時給からスタートして徐々に時給を上げていくのが鉄則です。
雇用期間を確認
派遣の雇用期間は企業によってさまざまですが、同じ派遣先で働けるのは3年が限度です。
また、繁忙期のみの契約だと1ヶ月〜3ヶ月と短い契約期間の場合もあります。
派遣の求人に応募する前には、その企業でどのくらい働くことができるのかをあらかじめ確認することが重要です。
研修制度があるか
派遣は基本的に、企業から即戦力として採用されます。
しかし、近年の未経験でも応募できる派遣求人の増加から、研修制度を設けている企業もあります。
研修制度があることで、未経験でも現場に出る前に教えてもらえるため、安心して仕事に取り組むことができるでしょう。
新卒薬剤師が派遣で働くメリット
正社員ではなく、新卒で派遣社員として働くことでさまざまなメリットが得られます。
以下では、派遣で働くことのメリットを4つ解説していきましょう。
新卒薬剤師が派遣で働くメリット
- さまざまな職場を経験できる
- 自分のペースで働ける
- 時給が高い社員より
- 責任が重くない
さまざまな職場を体験できる
通常正社員として入社すると、一つの企業で働く経験しかできません。
そのため、環境が悪い職場でも他の職場を知らないので、気づかないことが多いです。
一方で派遣社員になると、さまざまな職場に配属されます。
同じような薬局でも、職場が変わることで仕事の進め方や雰囲気が大きく変わってくるでしょう。
さまざまな職場を経験することで、正社員では気づけない環境の悪い職場が分かるようになります。
自分のペースで働ける
正社員の場合、時間や休日は企業から決められた通りに働く必要があります。
派遣会社の場合、自分の働く希望日数や時間を伝えることで、ある程度優遇してもらえるのです。
例えば、週休3日で6時間勤務という求人もあります。
このように自分のペースで働けるのは、派遣の魅力の一つです。
時給が高い
薬剤師の派遣の時給は、パート・アルバイトと比べて高く、時給換算すると正社員よりも高くなる可能性もあります。
同じ東京都町田市の薬剤師求人を見ても、派遣とパートでは時給に差があります。


参照:ヤクジョブ.com
同じ地域の求人でも、時給に500円の差があると週5日で6時間働いた場合、給与に6万円もの差があるのです。
週5日 6時間勤務の月収 | |
パート | 派遣社員 |
240,000円 | 300,000円 |
このように時給の高さは、派遣のメリットだといえるでしょう。
社員より責任が重くない
派遣社員は企業の正社員よりも責任が重くありません。
正社員は、さまざまな業務を任されるためプレッシャーがかかる場面も多いでしょう。
その点、派遣社員は正社員よりも責任のある仕事は少なく、与えられた業務をこなしていればOKです。
また、嫌な上司にあたっても契約が満了すれば、関係も終了するので人間関係に悩むことも少ないのもメリットだといえるでしょう。
新卒薬剤師が派遣で働くデメリット
派遣のメリットは、時給の高さや自分のペースで働けるのが魅力です。
しかし、派遣にはメリットだけでなくデメリットもあるので把握しておきましょう。
次に、新卒で派遣で就職した場合の3つのデメリットを解説していきます。
新卒薬剤師が派遣として働くデメリット
- 収入が安定しない
- 次の派遣先がすぐに見つからない
- 「新卒で派遣」というレッテルを貼られる
収入が安定しない
一つ目が契約期間が決まられているため、収入が安定しないことです。
正社員であれば、無期雇用のため退職しない限り毎月安定して給与が得られます。
しかし、派遣社員は一つの企業の契約が終了して、すぐに次の勤務先を見つけなければなりません。
働かない期間が長くなると、収入自体が不安定となります。
時給が高い派遣社員ですが、いつ契約がきられるか分からないというリスクもあるのです。
次の派遣先がすぐに見つからない
派遣社員の場合、景気や経済状況に左右されやすく、企業は人件費削減のため派遣を最小限にします。
そのため、景気が悪くなると派遣求人は極端に少なくなるでしょう。
そうなれば、次の派遣先が見つからない状況に陥ります。
時給や条件を選ばなければ見つかる可能性もありますが、不況の中での求人探しは困難を極めるでしょう。
「新卒で派遣」というレッテルを貼られる
多様な働き方が認められつつある現代では、新卒で派遣として働くことは珍しいことではありませんが、まだまだ派遣に対するマイナスなイメージは残っています。
「普通、新卒は正社員でしょ?」
「なんで新卒で派遣なの?」
「就職先がなかったの?」
などと心ない言葉をかけられることもあるでしょう。
しかし、メリットでも解説したように派遣の魅力は、さまざまな職場を経験できるところにあります。
正社員ですぐに辞めてしまうよりも、派遣の方が自分に合っている働き方だと思えばそれでいいのです。
新卒薬剤師が自分に合った雇用形態を探すには

ここまで、派遣薬剤師のメリットデメリットをお伝えしてきました。
新卒での就職先は、人生で一度しかありません。
だからこそ後悔のない就職先を見つけたいですよね。
しかし、雇用形態や働き方で迷ってしまう人も少なくありません。
そんな時は、転職のプロである転職エージェントに相談してみるのも一つの方法です。
さまざまな薬剤師の転職事例を手掛けたコンサルタントなら、あなたに合った雇用形態や働き方を提案してくれるでしょう。
自分だけでは、分析できなかった新たな発見があるかもしれません。
おすすめの薬剤師転職エージェントは、こちらからご覧ください。
まとめ:新卒で派遣の道のりは厳しい

ここまで、新卒で派遣になる方法やメリットデメリットを解説してきました。
まとめ
- 派遣は即戦力を前提としているため新卒採用は少ない
- 派遣は自由な働き方が魅力だが雇用期間や景気により収入が不安定になりやすい
- 新卒でも応募できる派遣は増えているのは事実
新卒での就職活動は、人生で一度の経験です。
後悔のない働き方を選択するためにも、本記事を就職活動に役立てて頂ければ幸いです。
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